川越市が、旧川越織物市場を活用した 「川越市文化創造インキュベーション施設」の 運営支援事業者選定に向けた現地見学会の参加申込の受付を開始

川越市は、市指定文化財である旧川越織物市場及び旧栄養食配給所をクリエイター等が創業や新規ビジネスの支援を受けながら活動を行う「川越市文化創造インキュベーション施設」として活用することとしており、令和6年度の供用開始を目指しています。

本施設の運営に当たっては、市の直営としますが、専門的な知識やノウハウが必要な業務については、より効果的・効率的に実施が可能な民間事業者に外部委託することとしています。

今般、公募型プロポーザル方式による運営支援事業者の選定の一環として、プロポーザルに参加意向のある民間事業者を対象として行う現地見学会(令和5年1月23日もしくは24日)の参加申込の受付を令和5年1月10日より開始します。

川越市文化創造インキュベーション施設_完成予想パース(1)

■旧川越織物市場とは

川越は幕末から明治時代初めごろまで国内屈指の織物の集散地として流行ファッションをリードしていました。しかし明治時代末ごろには、競合の激化や地域経済の弱体化により衰退し始めました。そこで明治43年に、起死回生をかけて建てられたのが川越織物市場です。

向かい合う2棟の木造2階建ての長屋や奥行きのある土庇、格子戸と板戸を組み合わせた二重の揚げ戸、建物の間の広場空間など、当時の市場建築の姿がそのまま残り、産業遺構として希少性の高いものとなっています。

同じ敷地内の旧栄養食配給所は、川越織物工業組合が設立した共同炊事場で、昭和9年から同20年まで川越織物工業組合加入の中小織物工場に給食を配給していました。現在も、カマドが一列に7基残されており、当時の姿をそのまま残す遺構としては全国的にも唯一のもので、文化的、社会的意義が極めて高い近代化遺産となっています。

川越市文化創造インキュベーション施設_完成予想パース(2)

■「川越市文化創造インキュベーション施設」とは

本施設は、市指定文化財である旧川越織物市場及び旧栄養食配給所を活用した、新たな価値を創出する活動を行う事業者(クリエイター等)を支援する施設で、クリエイターの起業だけではなく、クリエイター等と川越で暮らし働く人たちの交流を促進することにより、相互に刺激を受け、創造性が高まることで、まちとしての個性を生み出し、より川越のまちがほかのまちにない魅力にあふれ、結果として持続可能なまちとなることを目指しています。

このため、運営支援事業者の業務では、創業支援業務のほか、地域連携業務、施設ブランディング等を行うものとします。

建物構成:旧川越織物市場(市指定文化財)、旧栄養食配給所(指定文化財)、交流機能施設(新築)、水廻り棟(新築)等

■現地見学会について

日時  :令和5年1月23日(月)もしくは24日(火)

注)必ず、事前にご予約ください。

対象者 :プロポーザルに参加意向のある民間事業者

対象建物:旧川越織物市場(東棟・西棟)、水廻り棟

注)旧栄養食配給所と交流機能施設は現在工事中のため、見学できません。

<申込方法>

「公募型プロポーザル実施要領」に示す方法でお申し込みください。「公募型プロポーザル実施要領」は、以下のホームページの「公募要領」からダウンロードすることができます。

http://www.kawagoe-orimonoichiba.com