捨てていた茎をアップサイクルしたら人気商品に! 大ヒットのニラ醤油シリーズ、累計7万個突破
食品の製造販売を行う株式会社Log Style(所在地:大分県大分市、代表者:時松 秀豊史)では、この度廃棄していたニラの茎をアップサイクルして作ったニラ醤油シリーズの売上累計が7万個を突破しました。
【全国民が毎日お茶碗一杯を捨てている!?】
全世界で食糧危機と言われる一方、食品ロスはいまだ解決できていない社会問題です。農林水産省・環境省の発表による令和2年度の日本における食品ロス推計値は、年間522万トンとなりました。これは10kgのお米5億2,200万袋分に相当し、国民一人当たり毎日お茶碗一杯分の食料を捨てているのと同じことです。まだ食べられるのに捨ててしまうのはもったいないだけではありません。地球温暖化を進行させ、近年の豪雨や記録的な猛暑を引き起こす一因となっています。
食品関連事業者から出る食品ロスは、生産製造したものの規格外のもの、売れ残り、食べ残しから発生しています。家庭からは食べ残し、料理の作りすぎ、買ったのに使わないことなどが要因です。他にも野菜や果物の茎や芯、皮など美味しく食べることができて栄養価も高いのに過剰に除去してしまう食品ロスもあります。廃棄されていた部位がもったいないと価値ある食品へアップサイクルされ、食品ロス問題を解決する取り組みになると注目を集めています。
【昔ながらの知恵で食品ロスを大幅改善】
大分で廃棄していたニラの茎をアップサイクルした「ニラ醤油」が、シリーズ累計7万個以上を売り上げ人気となっています。このニラ醤油は、廃棄するニラの茎部分6cmほどを5mm幅に刻んで瓶いっぱいに詰め、特製醤油を流し込んで作る万能調味料です。ラーメン店「元祖辛麺屋 桝元大分」では、以前はニラの茎の汚れを落とすのに手間がかかるうえ、食べられない部位として扱い当たり前のように廃棄していました。廃棄量は年間1トン以上にも及びます。仮に100g100円のニラの茎を15%廃棄すると金額面でも一年で15万円の無駄が生じることになります。
ニラ醤油誕生のきっかけは、スタッフによる考案でした。昔おばあちゃんが「たくさん採れたニラやニンニクは醤油に漬けておくと、不思議と醤油も具もおいしくなるんよ。」と言いながら自家製調味料を作っていたことを思い出したのです。これまで廃棄していたニラの茎を醤油に漬けてみたところ、美味しいニラ醤油になりました。この発見は必然だったという思いから「必然のニラ醤油」ができました。まかないで好評だったため、ラーメンのちょい足し調味料として来店客に無料で提供することに。すると「おいしいから買って帰りたい」という要望が多かったので商品化することにしたのです。
【大分特産品のニラで地元を盛り上げ海外進出も目指す】
購入者からは「ご飯のお供はもちろん、おむすび、卵かけご飯、冷やっこ、刺身、パスタなど何にでも合う万能調味料。」「ニラの捨てる部分がこんなにおいしくなるなんて驚いた。妊娠中に栄養士さんからニラの茎は栄養があっておいしいから捨てずに食べてと言われたのを思い出した。」「ニラの風味が移った甘口醤油が絶妙で他にはない味。」という声をいただいています。
ニラ醤油は「必然のニラ醤油」の他に「みんなのニラ醤油」「辛のニラ醤油」の全3種類があり、Instagramでおすすめレシピを紹介しています。
代表の声「ニラの茎を全部使い切ったところで食品ロス問題が劇的に解決するわけではありませんが、農家の方が汗水たらして育てた食べ物を無駄なく全部使い切り、感謝を忘れないことで改善はできるはずです。昔は当たり前だったことを知らない世代に伝えることが、食品ロス問題解決のきっかけになると信じてニラ醤油を販売することにしました。」
大分県はニラの生産量が全国7位で、西日本を代表するニラの生産地です。コロナ禍でも地元大分で地元のニラを使い、県外・海外に流通させて活性化させることが大きな目標です。
ニラ醤油公式オンラインショップ: https://shop.nira-shoyu.com/
ニラ醤油Instagram : https://www.instagram.com/kitchen_nira.shoyu/
《ニラ醤油シリーズ商品概要》
内容量:必然のニラ醤油(150g)、みんなのニラ醤油(170g)、辛のニラ醤油(140g)
価格 :各800円(税込)
原材料:ニラ(大分市産)、しょうゆ加工品(大分製造品)ほか
販売店:公式オンラインショップのほか、紀ノ国屋(等々力店、
渋谷スクランブルスクエア店ほか)、日本百貨店各店舗、
スーパーマーケットオオゼキ(尾山台店ほか)、大分空港、大分トキハ、
JR九州リテール銘品蔵、などで販売中