小中高生に多い『ぼっち腰痛』がコロナ後から急増中!  両親や先生に理解されずに、ひとりぼっちで痛みに耐え続け、 痛みが酷く悪化してから、来院するケースも。

石川県金沢市にある腰痛専門院「通わせない整体院じゅらく」(所在地:石川県金沢市院長:岡田 太一、)では、コロナ前までは、月に1人来る程度だった高校生以下の患者が、今では月5人以上に増えており、小中高生に多い『ぼっち腰痛』がコロナ後から急増しています。

昨年から続くコロナ禍により、多くの方は自粛生活を余儀なくされています。それに伴って腰痛になってしまったり、以前の腰痛が再発したりといった事例が増えています。実はコロナ後から、「腰痛」の悩みが増えているのは大人だけではありません。実は、小中学生、高校生などの子供たちの腰痛も増えています。子供たちの腰痛は、「子供が腰痛になるはずない」「気のせい」と痛み始めは理解されないことが多く、ひとりぼっちで腰痛に耐え続ける『ぼっち腰痛』の状況になっていることが多くあります。また、理解されないがゆえに、痛み悪化に繋がり、悪化して初めて痛いことが分かって来院するケースが多くあります。

そう語るのは、石川県金沢市にある腰痛専門院「通わせない整体院じゅらく」の院長 岡田 太一。

「通わせない整体院じゅらく」 https://kanazawa10raku.com/

コロナ前までは、月に1人来る程度だった高校生以下の患者が、今では月5人以上に増えています。

さらに、理解されずに、ひとりぼっちで腰痛に耐え続ける『ぼっち腰痛』は子供たちではなく、大人たちにも多く、理解されないことが悪化に繋がるケースが少なくないことが、当院のアンケート調査でも発覚しました。

【原因は自粛生活で動かなくなったこと】

小中高生の腰痛の原因は、自粛生活が長くなったことによって、家で過ごすことが多く、スマートフォンや携帯ゲーム機に集中してずっと下を向き続けるなど、体に悪い体勢で過ごす時間が増えたことのようです。

コロナ前までは、家で過ごす時間が今ほど多くはなく、体全体への悪影響はそれほどありませんでした。しかし、自粛生活により、家で過ごすことが多くなり、長時間ゲームができるようになったことで、くずれた体の姿勢で過ごすことも増え、体全体に悪影響を及ぼす危険性が増えたと思われます。

【悪化するまで理解されない小中高生の『ぼっち腰痛』】

一般的には、「子供が腰痛になる訳ない」と思うのが普通です。そのため、お子さんの近くにいるご両親であっても、担任の先生であっても、「子供が腰痛になる訳ない」という先入観で、本当に痛がってる事実を見落としがちです。しかし、コロナ禍の自粛生活においては、これまでとは生活様式が変わっているため、いくら年齢が若いと言っても腰痛になりやすい状況であることには変わりありません。

T君(小学生の男子)は、昨年4月の緊急事態宣言により自宅での自粛期間を過ごしました。はじめのうちは学校に行かなくても良くなり、困惑ながらも快適に感じていましたが、だんだん腰に痛みを感じることが増えてきました。痛みがあると言っても、日常生活にそれほど支障はありませんでした。しかし、自粛期間を終えて学校に行き始めたころには、腰痛が酷くなっており、体育の先生に「腰が痛いです」と伝えても、相手にされず、ついにはトランポリンの授業で、歩くのも苦痛なほどの痛みとなってしまったのです。

【実は、大人にも多い。『ぼっち腰痛』は腰痛持ちの6割が経験】

こういった周りに理解されずに、ひとりぼっちで腰痛に耐え続ける『ぼっち腰痛』は大人にも多く、1週間以上続く腰痛を経験したことがある30~59歳の男女(382名)に対し、アンケート調査を実施したところ、58.9%が「腰が本当に痛いのに、周りが分かってくれなかった経験がある」と答えています。さらに、分かってもらえなかった経験ありと答えた人に「周りが分かってくれなかったばっかりに腰の痛みの状態が悪化した経験がありますか?」と質問したところ、75.1%が「はい」と答えております。本当に痛いのに、「気のせい」「大袈裟」「大したことない」「誰でも腰痛はある」「甘えてる」などのような対応をされ、家事を痛いまま頑張ったり、会社の仕事での負担を軽減させてもらえなかったり、状態をさらに悪化させてしまっているケースが少なくないようです。

【長時間の座りっぱなしを回避することが腰痛予防のカギ】

長時間の座りっぱなし状態を続けると、腰の筋肉が伸ばされ張った状態が続くため、血行不良が起こり、筋肉がこわばって硬くなります。さらに、老廃物や発痛物質が貯まり、痛みが発生しやすい状態になるわけです。特に、ソファーの肘掛けにもたれながらゲームをやるなどの左右対称ではない姿勢はより腰の筋肉に負荷がかかるため、さらに腰痛が引き起こしやすくなります。

したがって、(1)できれば30分に1回、少なくとも1時間に1回はこまめに座ってる状態から立ち上がるようにしたり、(2)座っている姿勢が左右非対称になってないか、自分や家にいる家族がチェックすることが腰痛予防のカギになります。