「百舌鳥古墳群ビジターセンター」と「堺市博物館(リニューアル)」が3月13日に同時オープン! 世界遺産登録から2年、百舌鳥古墳群の玄関口に新施設誕生!

本年は、百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録から約2年を迎えます。百舌鳥古墳群の玄関口に、「百舌鳥古墳群ビジターセンター」が3月13日(土曜日)にオープンします。また、堺市博物館も同日にリニューアルオープンします。

1.百舌鳥古墳群ビジターセンター

コンセプトデザインは、堺市出身の空間デザイナー 間宮吉彦さんが担当。

古墳の価値や魅力を紹介する展示や古墳グッズなどを扱うショップの他、観光案内所や休憩スペースもあります。ビジターセンターを拠点に周辺の古墳群をゆっくり散策していただけます。

注目のプロジェクションマッピングを投影するシアターでは、壁面や床面に投影する超高精細な8K空撮映像等で、百舌鳥・古市古墳群の雄大さや堺の歴史文化を体感することができます。古墳を初めて見る方にも、よくご存じの方にも世界遺産を知っていただける施設となっています。

 

ビジターセンター外観プロジェクションマッピングビジターセンター(展示コーナー)

 

ビジターセンター(物販コーナー)ビジターセンター(観光案内所)

 

■開館日時:令和3年3月13日(土)午前11時

■所在地: 堺市堺区百舌鳥夕雲町 2-160(仁徳天皇陵拝所 東)

■アクセス:JR 阪和線「百舌鳥駅」から西へ 350m

その他、詳しい情報はこちらをご覧ください。

2.堺市博物館

古代常設展示をリニューアルします。仁徳天皇陵古墳の中で石棺を納めた石槨を復元、埋葬当時を再現するなど、古墳関連の展示を充実させます。また、リニューアルに合わせ、特別展も開催します。

 

堺市博物館(石槨の再現)堺市博物館(馬形、家形埴輪など多彩な形象埴輪を展示)

■リニューアルの内容

①古代展示エリア

・仁徳天皇陵古墳前方部から出土した石棺の模型(既設)に石槨を新たに設置し埋葬当時を再現

・仁徳天皇陵古墳出土の馬形埴輪をモデルとしたオリジナルの馬形埴輪の製作展示

・馬形のほか、家形埴輪など多彩な埴輪で祭祀を解説

・東アジアとの交流や百舌鳥古墳群に関するグラフィック解説を刷新、充実

・陶邑窯跡群出土の須恵器を使った時代考証の紹介

②中庭エリア

・外国の墳墓や国内の古墳群との比較などによる百舌鳥古墳群の紹介

・葺石などの実物に触れることの出来る体験コーナーの新設

③地階ホール前エリア

・埴輪のパズルなどのハンズオンコーナーの改装

・子ども向け世界遺産解説パネル及び堺の歴史年表の設置

■オープン予定日:令和3年3月13日(土)午前9時30分

特別展「海を越えたつながり―倭の五王と東アジア―」

百舌鳥古墳群には、日本最大の仁徳天皇陵古墳をはじめとする巨大古墳があり、これらの古墳の中には5世紀に中国と外交を行った「倭の五王」の墓が含まれているという考えもあります。本展では、近年進んできた韓国での発掘調査成果や、当時の東アジア情勢を踏まえながら、「倭の五王」と深いつながりのある百舌鳥古墳群の築造背景を探ります。

酒巻14号墳出土 筒袖の男子埴輪【重要文化財】(行田市郷土博物館蔵) 野中古墳出土 襟付短甲・衝角付冑【重要文化財】(大阪大学蔵)七観山古墳出土 衝角付冑(大阪城天守閣蔵)

 

■日時:令和3年3月13日(土)~令和3年5月9日(日)

午前9時30分~午後5時15分(入館は午後4時30分まで)

休館日:月曜日【祝日を除く】(3月15・22・29日、4月5・12・19・26日)

■場所:堺市博物館(堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内)