2020年、日本では新政権が発足し、アメリカの大統領は交代しました。新型コロナに関してはいまだ世界で拡大していますが、有効なワクチン開発が大きなニュースとなりました。ワクチンによってこのパンデミックは収束するのではないかと期待が集まっています。世界は混乱を越えて、新たな日常へと刻々と変化しているように思えます。しかし、この世界的な大きな変化の中で関係が硬直したままなのが隣国、韓国との関係です。韓国との関係がこじれている原因には様々な要素がありますが、メディアで取り上げられる象徴的なキーワードは、慰安婦、徴用など日韓併合時代に関わることです。その当時の実態を知る証言者にインタビューすることができました。日韓併合中の12年間(1933年~1945年)を朝鮮で過した西川清氏の証言をまとめたのが『朝鮮総督府官吏 最後の証言』桜の花出版編集部(編)です。