映画監督・上田慎一郎、映画監督&写真家・枝優花、漫画家・花田陵が、演技初心者を含む5歳〜14歳の“先生”に。 視覚表現のクリエイター陣により、感性とスキルの両面で“特訓”。6か月で短編出演を実現したオンライン・アクターズ・スクールの生徒たちが、短編映画制作&上映会に活かす。
オンライン・アクターズ・スクール「ACT芸能進学校」(通称:A芸)では「演劇教育で子供たちの人生を豊かにする。」をミッションとして、全国の5歳〜14歳の子どもたちにオンラインで演技を学ぶ場を提供しております。
今回の招聘は、A芸の特別プログラム「interACT(インタラアクト)」の第2弾。インタラアクトでは、多感で吸収力の高い子どもたちがユニークな大人や俳優に出会い、演技を探究することで、技術だけでなく心構え・世界観・独創性を感じ、自分だけのオリジナリティを生み出していくことを目指しています。加えて、生徒側だけでなく講師側も、子どもの成長を通して、反応し合い、気付きや学びを得るオンラインプログラムです。
■3氏それぞれと伝えるべき授業を開発
前回(2020年10月〜2021年3月)は、俳優の山田孝之氏、阿部進之介氏、映画監督の榊原有佑氏の3名を特別講師として招聘。それぞれ「個性が活きる役作りの仕方を親子で探究するワークショップ」(山田氏、2020年11月実施)、「『考える力』を身につけるための”台本深読み”ワークショップ」(阿部氏、2020年11月実施)、「『個性』と『考える力』を活かしてオリジナルムービーを制作」(榊原氏、2021年1月〜2月実施)を行いました。いずれも、講師自身と開発したオリジナル授業でした。
今回のインタラアクトも、3人の講師それぞれのスキルと感性を生かしたオリジナルなオンライン・ワークショップを開発中。短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」で初監督を務める花田陵氏は、漫画制作の際に「脚本」も用意するといいます。そこで「演技・視覚表現に活かせる脚本の読み解き方」に2021年5月、取り組む予定です。
また、中高生向けのオンラインワークショップ実施経験もある枝優花氏とは、あえて親子を参加対象として「唯一無二の個性・物語」をテーマに、6〜7月のタイミングでワークショップ検討中。
さらに、1回目の緊急事態宣言中にキャストやスタッフが一度も対面せず制作された短編映画『カメラを止めるな! リモート大作戦!』(2020年)上田慎一郎氏とは、「オンライン・リモートでの映画づくりのさらなる可能性」を8月〜9月のタイミングで探究します。
【花田陵氏 プロフィール】
1987年生まれ。愛媛県出身。イオンエンターテイメントの劇場で上映が決定している短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」で、初監督に挑戦中。「第28回月例ヤングガンガン漫画賞」で『BLiND』が佳作・審査員特別賞を受賞後、 2013年〜2019年に『デビルズライン』を初連載。現在は『ブラックガルド』連載中。
【コメント】
「普段わたしは漫画を描いていて、漫画と映画は制作工程も完成形態も異なりますが、クリエイティブな面においていくつも似通った部分があると感じています。それを自分なりに分析しながら、皆さんのお芝居の役に立つポイントを探っていきたいなと思っています。」
【枝優花氏 プロフィール】
1994年生まれ。群馬県出身。映画『オーバー・フェンス』や映画『武曲』などのスタッフをしながら、2017年初長編作品『少女邂逅』を監督。主演に穂志もえかとモトーラ世理奈を迎え MOOSICLAB2017では観客賞を受賞、劇場公開し高い評価を得る。香港国際映画祭、上海国際映画祭正式招待、バルセロナアジア映画祭にて最優秀監督賞を受賞。2019年日本映画批評家大賞の新人監督賞受賞。また写真家として、様々なアーティスト写真や広告を担当している。短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」に参画中。
【コメント】
「こういった時世のなか開催するWS(ワークショップ)ということで、オンラインではありますが、その中でも新たな可能性を一緒に探れたらと思います。よろしくお願い致します!」
【上田慎一郎氏 プロフィール】
1984年、滋賀県出身。中学生の頃から自主映画を撮りはじめ、高校卒業後も独学で映画を学ぶ。2009年、映画製作団体PANPOKOPINA(パンポコピーナ)を結成。2017年、初の劇場用長編『カメラを止めるな!』が2館から350館へ拡大する異例の大ヒットを記録。2020年4月に『カメラを止めるな! リモート大作戦!』をYouTubeで公開、同5月には英語字幕版を世界配信。アニメーション映画『100日間生きたワニ』の公開を2021年5月28日に控える。
【コメント】
「ものづくりには、まだまだ色々な可能性、色々な作り方があると思っています。そんな色々な可能性、作り方を、皆さんと一緒に探したいなと思っております。よろしくお願いします! 皆さんと一緒にワークショップをさせて頂くことを今から楽しみにしています!」
■A芸では21年9月にも短編映画制作を予定
A芸はオンライン・月額制のため、入学はいつでも全国どこからでも可能です。たとえ芸能事務所に所属していない・できない子供にも、100年以上の歴史がある演劇教育を、オンラインという手法によって現代的かつ気軽に行えます。
3氏によるオンライン特別ワークショップに直接参加するのは、各回ごとに選抜される生徒たちですが、A芸の生徒全員が、後日配信するアーカイブ動画を視聴できます。通常のカリキュラムとして主に映画監督による月3回のレッスンに参加、月1回以上の通常ワークショップで多様なクリエイターと触れ合いながら、全生徒がランク・クラスに応じて出演する、半年間のカリキュラムのまとめとなる短編映画につなげていきます。
【A芸とは】
「演劇教育で子供たちの人生を豊かにする。」
https://act-college.com/
ACT芸能進学校(A芸)は、オンラインで気軽に芸能活動ができるオンライン・アクターズ・スクールです。動画視聴でのインプットと連動した実践カリキュラムを用意。
A芸の母体である映画製作会社で2008年から行ってきたワークショップでは、一連の育成を行ってきた結果、製作された映画・作品は50本以上。その全作品を劇場公開しており、約半分は映画祭で受賞しています。そのノウハウを注ぎ込んで立ち上げたA芸は、少しでも多くの実践の場が提供できるように、レッスンで終わらせず、実践教育としての独占/優先のオーディション機会、映画業界に関わる現場見学のチャンス、そしてオリジナルの映画製作を今後も行なっていきます。