ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」  第10弾は日本一熱いご当地ラーメン  高知・須崎「谷口食堂」 2023年1月10日(火)~1月30日(月)ラー博に復活

新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区、代表取締役:岩岡 洋志)は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を2022年7月1日(金)にスタートさせました。

青森「八戸麺道大陸」に続く第10弾として、2023年1月10日(火)から1月30日(月)まで、高知・須崎「谷口食堂」さんにご出店いただきます。同店は、今はなき鍋焼きラーメンの元祖のお店「谷口食堂」の復活店として、2013年1月26日~4月7日の間、当館にご出店いただきました。

須崎市は、高知市から車で約1時間。豊かな海と温暖な気候に恵まれ、生産量日本一を誇るミョウガをはじめ、ハウス園芸や土佐文旦、ポンカンなどの柑橘類の栽培が盛んで「鍋焼きラーメン」の街として県内外で有名です。

●「鍋焼きラーメン」の歴史

高知・須崎「鍋焼きラーメン」の歴史は古く、発祥は戦後間もなく須崎市の路地裏に開店した「谷口食堂」。街の人に愛される存在の食堂で、店主の谷口 兵馬(たにぐちひょうま)氏が出前のラーメンが冷めないようにホーロー鍋を使ったことが始まりです。

当時は「鍋焼き中華そば」という名称で「鍋中(なべちゅう)」と呼ばれるほど愛されていましたが、昭和55年に後継者不在という理由から、惜しまれながら閉店しました。

「谷口食堂の『鍋中』をもう一度食べたい!」と願う人が多いことから、「谷口食堂」の味を目指して「鍋焼きラーメン」を提供するお店が増え、現在に至るまで鍋焼きラーメン文化が受け継がれています。また、現在人口20,285人(令和4年3月現在)の須崎市で36軒が「鍋焼きラーメン」を提供しています。

●「谷口食堂」復活プロジェクト

高知・須崎「鍋焼きラーメン」発祥の店である「谷口食堂」は、閉店から30年以上経過した今でも市民にとって伝説的なシンボルです。

「谷口食堂」を復活させたのは、須崎商工会議所を中心とした有志団体『須崎名物「鍋焼きラーメン」プロジェクトX』。鍋焼きラーメンを地域活性化の起爆剤にしようという思いから平成14年に結成し、「谷口食堂」の末裔の方や常連だった方からの聞き込みを元に何度も試作・試食を繰り返し、幻のレシピを復活させました。

そして、完成した「谷口食堂」の味を全国の人に知ってもらいたいというメンバーの熱い想いから2013年、新横浜ラーメン博物館にて期間限定で出店することになりました。

「谷口食堂」の更に詳しい情報はこちら

https://note.com/ramenmuseum/n/n1bdd735b701b