すっきりとしたキレの良い酸味 一度味わうともう戻れない 四万十育ちの“禁断の果実”土佐では“酢みかんの王様”と呼ばれる「ぶしゅかん」は“生命の木”
四万十地域では、民家の庭に必ずと言ってもよい程「ぶしゅかん」の木が植えられています。「ぶしゅかん」は、その味わいも素晴らしいのですが、とても生命力が強く、一度実をつけるようになると病気や虫害に強くあまり手をかけなくても毎年8月下旬から10月初旬の間、たわわに実をつけます。また、通常柑橘類の樹齢は数十年が限界と言われていますが、「ぶしゅかん」は百年以上も元気に実をつけます。現在残っているものでも、およそ百三十年と言われている古木があり、毎年見事に実をつけています。
「ぶしゅかん」は酢みかんが大好きで酢みかん王国と言われる高知県でも特にファンが多く、「酢みかんの王様」と言われています。一度味わうともう他の酢みかんでは満足できないとまで言われ、果汁はキレの良いスッキリとした酸味と独特の上品な香りが特徴です。料理には果汁だけでなく皮をすりおろしたり、小さく刻んで使用しますが、この皮の風味もまた絶品です。果汁は赤身魚の刺身などが特におすすめですが、四万十地域では寿し酢やたたきのタレ、また醤油と合わせてポン酢など様々な料理に使われています。ぶしゅかんは香りや酸味が上品なことから素材の味を活かして引き立てると言われていて、最近は肉料理との相性の良さから西洋料理のお店でも使われています。
四万十の伝統食文化『ぶしゅかん』は、全国的にもまだ珍しく、8月中旬から9月末までが旬の"高知の酢ミカン"(香酸柑橘)のひとつ。
インドから伝わったとされる仏手柑とは全く異なり、爽やかな酸味と上品な香りが味わえます。
夏しか楽しめなかった『ぶしゅかん』を、お刺身・焼き魚・焼酎に加えるなど、年中お料理に使って頂きたい"ぶしゅかん果汁100%"(無塩)です。