ヨックモックミュージアム、開館記念第二弾「地中海人ピカソー神話的世界に遊ぶ」展を10月26日(火)より開催

一般社団法人YMハウス(東京都港区、代表理事:藤縄利康)は、ヨックモックミュージアムの開館記念第二弾として、スペイン美術史の第一人者で早稲田大学名誉教授の大髙保二郎氏を監修者にお迎えし、ピカソのセラミック作品を中心とした展覧会「地中海人ピカソー神話的世界に遊ぶ」展を2021年10月26 日(火)~2022年9月25日(日)まで開催いたします。

■タイトル
「地中海人ピカソー神話的世界に遊ぶ」

■会期
2021年10月26日(火)~2022年9月25日(日)
開館時間:10:00-17:00 *入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜(祝日の場合は開館)、年末年始
チケット(税込):一般 1,200円/大学生・高校生・中学生800円/ 小学生以下 無料
特別協力:株式会社ヨックモック
会場:ヨックモックミュージアム
お客様からのお問い合わせ:ヨックモックミュージアム 03-3486-8000

公式サイト:https://yokumokumuseum.com/
公式Facebook:https://www.facebook.com/yokumokumuseum/
公式Instagram:https://www.instagram.com/yokumoku_museum/

■企画展概要 
明るい太陽と紺碧の海の恵みを受けて輝き、古来の神話や伝説に彩られた地中海世界。
その豊かさを精神性の根幹としたのが、20世紀美術の巨人パブロ・ピカソです。
彼は地中海沿岸のスペインの港町で生まれ育ち、パリで画家として成功を遂げたのち、第二次大戦後に地中海沿岸に戻ってきます。そこで陶器と出会い、「粘土をかたちづくって絵を描く」という新しい表現手段に熱中し、ピカソ生涯の命題である「平面と立体の関係」の探究にさらに踏み込んでいきます。
モチーフとしたのは、多くは神話や闘牛、海の幸など、近しく豊かな地中海の恵みでした。生涯を通して「地中海人」であり続けたピカソの在りようを、彼が取り上げたモチーフとともに読みときます。

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「地中海人ピカソ-神話的世界に遊ぶ」展への誘い
 大髙 保二郎

大戦が終わった。
ピカソは自由と平和を満喫しようとパリをはなれ、若い恋人フランソワーズをともない、光と海がある南仏で暮らしはじめる。
二人の子供にも恵まれ幸福の絶頂にあった。巨匠はそうした環境で陶芸の虜となった。
平面と立体の融合」、フォルムと色彩と空間が共生する場としての作陶の魅惑は本展でも存分に体験できよう。
テーマは神話物語、海の幸や果物、闘牛などで、そこに男女の人間たちが絡みあう、まさしく地中海ならではのアルカディア的世界。
本展において我われは、ピカソが生粋の地中海人であったことを改めて発見するだろ。

■大髙保二郎 (おおたか やすじろう)氏プロフィール
香川県生まれ。マドリード・コルプルテンセ大学哲・文学部大学院美術史に留学(1973~76 年)。専門はスペイン美術史、バロック美術。跡見学園女子大学、上智大学、早稲田大学各教授を歴任。現在、早稲田大学名誉教授。

著作:『ゴヤ:戦争と平和』(新潮社)、『ベラスケス―宮廷のなかの革命者』(岩波新書)、『スペイン美術史入門』(共著、NHKブックス)、『堀田善衞を読む』(共著、集英社)ほか。共編・訳書に『ゴヤの手紙 上・下』(岩波文庫)。ピカソ関連の展覧会監修『ピカソ〈愛と苦脳〉―《ゲルニカ》への道』(1995年)、『ピカソ 天才の誕生』(2002年)、『ピカソ・クラシック1914-25年』(2003年)、『ピカソ 躰とエロス』(2004年)など。会田由翻訳賞(2011 年)、地中海学会賞(2019年)。

注1:大髙 保二郎(おおたか やすじろう)氏の「髙」はハシゴダカ
注2:『堀田善衞を読む』の「衞」は「韋」のヰを帀に変えたもの

■会場概要
ヨックモックミュージアム(2020年10月25日開館)

住所:107-0062 東京都港区南青山6丁目15-1
アクセス:東京メトロ「表参道」駅B1出口から徒歩9分
渋谷駅東口より都営バス「新橋駅前」行乗車、「青山学院中等部前」下車徒歩1分
※駐車場はございません。
休館日:月曜(月曜が祝日の際は開館)、 年末年始、展示替期間
開館時間:10:00~17:00(受付は閉館の30分前まで)
※障がい者手帳をご提示の場合、 ご本人と付き添いの方1名は無料です。
※大学生、 高校生、 中学生の方は学生証等の年齢のわかるものをご提示ください。
※当日券もございますが、 事前のご予約がおすすめです。